2015年度指定研究プロジェクト

研究代表者とメンバー

(1) 学修支援環境の構築 [研究代表者] 長谷川 岳史(経営 学部)
[共同研究者] クラフチック・マリウシュ・K(経済学部)、谷 直樹(経済学部)、松岡 信哉(政策学部)、築地 達郎(社会学部)、樋口 三郎(理工学部)
(2) Webを活用した学修・教育支援ツールの研究 [研究代表者] 長谷川 岳史(経営学部)
[共同研究者] クラフチック・マリウシュ・K(経済学部)、谷 直樹(経済学部)、松岡 信哉(政策学部)、築地 達郎(社会学部)、樋口 三郎(理工学部)

学修支援・教育開発センターが求めるもの

テーマ(1):学修支援環境の構築

概要: 2015年度、スチューデントコモンズ、グローバルコモンズ、ナレッジコモンズの3つの機能別コモンズから構成される龍谷大学ラーニングコモンズが開設され、さらに、瀬田キャンパスでも智光館・瀬田図書館で9月に開設する予定であり、本学における学修支援環境の整備は着実に進んでいる。

 今後、コモンズを拠点とした学修支援内容の充実が課題となることから、本プロジェクトでは、学修支援環境とそこで行われる学修支援機能に焦点をあて、他大学の状況も参考にしながら、ハード面とソフト面の両者からみた本学に相応しい学修支援環境の構築を目的とする。

 また、近年、ピアサポーターや学生メンターなど、学修支援への学生参画が注目されており、他大学では、こういった学修支援を総合的に把握する動きが見られる。立命館大学のピアサポートマップや法政大学のピア・ネットなどがその例であるが、これに類するものは、本学でも大学等が主導して制度化して行っているものや、学生が自主的に行っているものなど、様々な形で存在する。本学に相応しい学修支援環境を構築する上で、本学の学修支援の総体を把握することは不可欠であるため、本学版のピアサポートマップを作成したいと考えている。

テーマ(2):Webを活用した学修・教育支援ツールの研究

概要: 本学では、教育の改善・実質化に向けて、様々な取組がなされている。しかしながら、これらが学生にどのように周知され、その成果がフィードバックされているのか、実態をつかむことは困難で確認できない。それは、本学の教育に対する学生自身の実感や学修状況に関する経過的で統括的な状況把握が恒常的になされていないことに起因すると考えられる。

 学生側からみても、学修について、WEBシラバスの充実やeラーニングシステム、電子会議室、アンケート・小テスト機能などがあるが、これらのツールが、学びの蓄積(学修記録)という点で、主体的に活用されているとは言い難い状況がある。

 このような中、授業期間中にフレキシブルに活用できる学修・教育支援ツールを充実させるため、情報メディアセンターが外部サービス(クラウド)の一環としてmanaba courseを導入し、全学的な利用環境が整備された。

 本研究プロジェクトでは、このmanamba corseを基本とし、学生の学修実態を統括的に把握するため、また、学生自身が学修過程を振り返ることができるようにするために、学生側からみた教育に関するツールを一本化した学修記録システムを構築することを目的とする。また、この学修記録システムは、教員個人、教学責任主体が教育の改善・実質化に向けて活用できるように構築する。

学修支援・教育開発センター(深草和顔館1階)
(内線 1050・1052)
075-645-2163(TEL)
075-645-2190(FAX)

過去の指定研究プロジェクト