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「指定プロジェクト」は、2004年度から大学教育開発センター事業として実施されたものです。大学にとって必要な教育の研究開発を行い、より教育効果の高い教育を実践するための基盤づくりを進めることを目的として、大学教育開発センターが指定する教育開発に関するテーマについて研究開発を行うプロジェクトです。
(1) | 「教育評価」 | 中沖隆彦(理工学部教授)、赤松徹眞(文学部教授)、長谷川岳史(文学部助教授)、加藤正浩(経営学部教授)、大柳満之(理工学部教授)、田村公江(社会学部教授)、ポーリン ケント(国際文化学部助教授)、阪口春彦(短期大学部助教授) |
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(2) | 「成績評価」 | 小島 勝(文学部教授)、天野正輝(文学部教授)、海谷則之(文学部教授) |
(3) | 「導入教育」 | 中根 真(短期大学部助教授)、阪口春彦(短期大学部助教授)、藤原直仁(短期大学部助教授)、德田眞三(短期大学部講師)、黒川雅代子(短期大学部講師) |
(4) | 「高大連携」 | 四ツ谷晶二(理工学部教授)、小寺慶昭(文学部教授)、大取一馬(文学部教授)、橋口豊(法学部助教授)、中川修(文学部教授)、岩田貢(法学部教授)、松本和一郎(理工学部教授)、西山龍吉(文学部教授)、辻上哲也(理工学部助教授)、原田忠夫(理工学部教授)、後藤義昭(理工学部教授)、宮浦富保(理工学部教授)、堤一義(理工学部教授)、島田守(経営学部教授)、岡本雄二(理工学部教授)、W.S.Bradley(国際文化学部教授) |
概要:教育評価には様々な方法があるが、その中で授業評価アンケートは大学教育の改善に資するための一つの方法として、多くの大学で行われている。2004年度はアンケート項目(案)を検討し、大学教育開発センターに提案を行ってきたが、2005年度は継続して、その分析はどのようにすべきか、またその成果をどのように活用すべきかなどについて、本学のこれまでの蓄積にとどまらず、他の大学の状況についても教育評価と関連づけて調べる。
概要:大学における学生の成績評価はどのようにすべきかについて、その現状と課題を国際的比較もまじえながら学内外にわたって把握し、より妥当で学生にとっても役立つ成績評価をおこなうために必要な基礎資料を得る。評価の表示の仕方、評価の基準、授業との関連づけ、成績表のあり方など検討課題は多い。
概要:自ら学ぼうとしないものに対しては、教育を施すことは不可能である。その意味で、教育にとって最も重要なことは、教育を受ける者が学習のための動機を持っていることである。初等中等教育の段階では、親の意思や上級の学校への進学といったいわば外からの強制力も、ある程度までは動機付けとして働き得るが、自律的な学習の求められる大学生にとってはそうした外的な力は管理教育の弊害を助長しむしろ有害である。ここに「学習の動機付け」としての「導入教育」の難しさがある。2006年問題あるいは2007年問題を目の前にして、自分と社会との関わりを自覚させることで学習の動機付けができないか、その可能性を探ろうとする本プロジェクトは本年度のプロジェクトとして必要であると考える。
概要:平安高等学校との『カリキュラム検討ワーキンググループ』を通じて展開される教育交流は、本学のFD事業内容『大学教育開発センター設置規程第3条第3号「教育に関する研究・開発に関すること」』から見ても重要性が高い事業である。有機的な高大連携を推進させることにより、平安高等学校にとっては「教授法の開発」を図ることができ、本学にとっては、高等教育の現状を把握することにより、大学(初期)教育の新たな構築やリメディアル教育等の教育改革に活かすことが可能となる。
今後のカリキュラムやFDを検討するにあたり、教育内容や教育手法の研究・開発に特化し、プロジェクト化することで、より効果的に検証できるものと思慮される。また、大学教育開発センターが鳥瞰的役割を果たすことで、本学学内に対し、高校教育の現場を紹介する良い材料となるものと思われる。
※大学教育開発センター設置規程第9条に基づき、指定研究プロジェクトに関わるメンバーを当面の間、兼任研究員とする。
大学教育開発センター(深草紫英館1階)
(内線 1050・1051)
075-645-2163(TEL)
075-645-2190(FAX)