コロナ禍の学生の実態把握や教育改善を目的として、オンライン授業及び対面授業に関する学生の理解度や満足度を測定するとともに、それぞれの教育効果について検討するために2021年10月7日(木)~10月20日(水)にポータルサイト上でオンライン授業および対面授業に関する学習状況アンケートを実施し、2,364人からの回答がありました。
オンライン授業の利点だけでなく、対面授業の価値を相対化し、ポストコロナ・ウィズコロナを見据えた授業改善やカリキュラムの検討に活用していきます。
回答者のうち、7割以上の学生がオンライン授業に満足しており、8割以上の学生がオンライン授業に意欲的に参加しています。また、どちらも1年次生は特に割合が高くなっています。
オンライン授業の「よかった」ことは、①「移動しなくてもよい(79.9%)」、②「自分のペースで学習ができる(75.2%)」、③「復習が何度でもできる(48.9%)」の順になっています。また、全ての年次で「移動しなくてもよい」、「自分のペースで学習ができる」の割合が高くなっています。
オンライン授業で「困っている」ことは、①「集中力が続かない(40.5%)」、②「課題が多い(34.8%)」、③「友達ができない(32.4%)」の順になっています。なお、1年次・2年次は、①「友達ができない」の割合が最も高く、次いで②「集中力が続かない」の割合が高くなっています。
「対面授業に満足している」割合(54%)は、「オンライン授業に満足している」割合(74.8%)より低くなっています。
また、「対面授業に意欲的に参加している」割合(74.3%)は、「オンライン授業に意欲的に参加している」割合(80.3%)よりやや低くなっています。
対面授業の「よかった」ことは、「他の受講生と交流しやすい(50.8%)」が最も高く顕著になっています。全ての年次において、「他の受講生と交流しやすい」の回答割合が最も高くなっています。
対面授業で「困っている」ことは、①「あてはまるものがない(33.1%)」、②「一方的に講義されることが多い(26.4%)」、③「集中力が続かない(18.1%)」の順になっています。なお、1年次・2年次は、「一方的に講義されることが多い」の割合が最も高くなっており、3年次・4年次は、「あてはまるものがない」の割合が高くなっています。