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Learning Support / Educational Development Center

学修支援・教育開発センター

2020年度 指定研究プロジェクト

■研究代表者とメンバー

ティーチング・ポートフォリオ・チャートの導入・普及に関する研究

[研究代表者]
藤田 和弘(先端理工学部、学修支援・教育開発センター長)

[共同研究者]
只友 景士(政策学部)、寺川 史朗(法学部)、築地 達郎(社会学部)、長谷川 岳史(経営学部)、畑田 知也(教学企画部事務部長)、栗田 洋(大学評価支援室・課長)

■テーマ:ティーチング・ポートフォリオ・チャートの導入・普及に関する研究

概要:ティーチング・ポートフォリオは、文部科学省中央教育審議会の答申「学士課程教育の構築に向けて(2008年12月24日)」において『教員の教育業績を多角的に評価する』という観点で提言され、その後も各種答申においてその重要性が示されている。本研究では、2019年度の指定研究プロジェクト「ティーチング・ポートフォリオの調査・研究」において明らかになった利点と課題をもとに、本学における「ティーチング・ポートフォリオ・チャート」の導入と普及に関する調査研究をおこなう。

2019年度の指定研究では、関連書籍やインターネット等の情報をもとに、ティーチング・ポートフォリオの仕組みや他大学における導入状況等を調査した。その結果、ティーチング・ポートフォリオの作成は教育改善に極めて有効ではあるが、本格的な作成には、2~3日を要することが分かった。
一方、比較的作成が容易な「ティーチング・ポートフォリオ・チャート」があることも分かり、学修支援・教育開発センター長が中心となり、実際に作成するワークショップを行った。その結果、「ティーチング・ポートフォリオ・チャート」は60分程度で視覚的に整理することが可能であることから、全学的にも導入が容易であり、日ごろの教育活動の振り返りと文書化に適していることが分かった。
さらに、共同研究者の意見交換を通じて、各教員が教員活動自己点検の前にティーチング・ポートフォリオ・チャートを作成し、教育活動の振り返りをもとに教育方針を定めることで、より高い点検効果が得られるのではないかとの仮説を持つに至った。

こうしたことから、2019年度の調査・研究で明らかになった点を踏まえ、上記の仮説を検証し、全教員の教育活動の振り返りを支援するための取組として、「ティーチング・ポートフォリオ・チャート」の学内理解の向上と促進・普及に関する研究を行う。