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学修支援・教育開発センター長挨拶

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近年、大学における教育の質保証がますます重要になってきています。そして、その大学教育に関してファカルティ・デベロップメント(FD)は、重要な要素です。

ファカルティ・ディベロップメント(FD)とは、文部科学省の用語集によると、 教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称。具体的な例としては、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催等を挙げることができる。なお、大学設置基準等においては、こうした意味でのFDの実施を各大学に求めているが、単に授業内容・方法の改善のための研修に限らず、広く教育の改善、更には研究活動、社会貢献、管理運営に関わる教員団の職能開発の活動全般を指すものとしてFDの語を用いる場合もある。
とあります。また、龍谷大学では、FDを 「各教学主体が掲げる、建学の精神にもとづいた教育理念・目的を実現するための組織的・継続的な教育の質及び教育力の向上を目指したすべての取り組み」 と定義し、具体的な活動として、1)各教学責任主体が主体的・組織的に行う教育改善活動、2)教員集団・教員個々が日常的に行う授業方法や内容の改善のための活動、3)学修支援・教育開発センターが全学的に行う教育改善活動及び各教学責任主体や教員個々人教育改善活動の支援、学生の主体的学修を促す支援などを行っています。この龍谷大学におけるFDを支援する組織として、学修支援・教育開発センターがあります。

また、大学における教育の質の向上としては、学生の主体的な学習も非常に重要です。そして、その学生の主体的な学習の場として、龍谷大学ラーニングコモンズがあります。龍谷大学ラーニングコモンズは、スチューデントコモンズ、グローバルコモンズ、ナレッジコモンズの3つの機能別コモンズから構成され、学生の「多様な学びの空間」を全体のコンセプトとし、それぞれの特徴を活かした学修支援を展開しています。学修支援・教育開発センターは、スチューデントコモンズを担当しています。

学修支援・教育開発センター長として、大学全体のFD活動に貢献するにあたり、以下のことを考えております。私は、理工学部情報メディア学科の教員で、信号処理や画像処理を専門としていて、データサイエンスにも興味がありますので、いろいろなデータについて教学IRという観点でデータ解析を行いFD活動に貢献できればと思っています。また、 JABEEの審査経験を生かして龍谷大学全体のFD活動に貢献できればと思っております。

教職員の方々のFD活動および学生の主体的な学びのお役に立てるようにがんばりますので、よろしくお願いいたします。



藤田 和弘                        学修支援・教育開発センター長