2014年01月28日
2013年度自己応募研究プロジェクトによる公開シンポジウム
~ポジティブ心理学理論に基づくメンタルヘルス脆弱性の強化~
就労移行支援事業所の支援と実際
大学教育開発センターでは、教育改善に資する取り組みの一環として、学部FD自己応募研究プロジェクトにおいて、授業、教材等を研究開発されている先生方の研究成果を公開・共有しています。この度、プロジェクト「ポジティブ心理学理論に基づくメンタルヘルス脆弱性の強化」(代表:須賀英道<保健管理センター>)の取り組みの一環として、以下のとおりシンポジウムを開催いたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。
日 時 :2014年3月12日(水) 13:30~15:30
会 場 :龍谷大学 深草 22-204教室
◇講師・コーディネーター・司会
講師 伊藤 由梨(就労移行支援事業所コスモスケアサービス課長)
中澤 良子(就労移行支援事業所コスモスケアサービス係長<支援学校担当>)
伊藤 麻希(就労移行支援事業所コスモスケアサービス主任<ジョブコーチ>)
コーディネーター 須賀 英道(龍谷大学保健管理センター所長)
司会 藤木 美奈子(龍谷大学短期大学部社会福祉学科准教授)
◇概 要
障害者自立支援法に基づく就労移行支援事業が始まって7年。この間、特別支援学校も含めた就労支援機関は、各々の支援方法を模索しながら手探り状態で就労支援を進めてきた。そのかいあって、就労移行支援事業所等を利用して、一般企業へ就職したケースは着実に増えた。また、平成25年4月には、障害者雇用率が改定(1.8%→2.0%)され、ますます障害者雇用の推進がクローズアップされてきている。
しかし、実際に障がいのある当事者やその家族は、就労移行支援について未知の部分が多く、さまざまな誤解や思い込みからその利用をためらったり、「うちの子は一般企業は無理。B型」と決めるなど最初からあきらめモードのケースは少なくない。
そんな中、ポジティブ指向によって障がい者のモチベーションを向上させたり、眠れる強みや才能を引き出すなどして就労への門戸を次々と開いている事業所(大阪市)がある。
今回は、そうした取り組みに力を入れ、就労率を高めている事業所を招き、①就職率を含めた現状、②そこで行われているトレーニングやカリキュラムの内容、③支援学校の進路への考え方と現場でのズレ、④実際にどんな障害や程度の方が、どんな職場に就職され、その定着率はどれくらいなのか、⑤ジョブコーチは現場でどこまで支援してくれるのか、などなど「実際の情報」からポジティブ指向のありかたとその有用性を話し合う。
事前申込:必要
申込先 :龍谷大学保健管理センター E-mail:densho3@gmail.com
主 催 :大学教育開発センター(担当:教学企画部 腰山 内線1052)