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社会学部公開授業開催報告

2012年01月12日

「2011年度公開授業において、社会学部の田中滋先生の担当する「環境社会学Ⅰ」(12月8日(木)3講時)と、猪瀬優里先生の担当する「宗教社会学Ⅰ」(12月12日(月)3講時)を全学に公開いただき、「環境社会学Ⅰ」では事務職員2名、「宗教社会学Ⅰ」では事務職員1名の参加をいただきました。」

田中滋先生 公開授業

田中滋先生のコメント
 教員の参加がなかったことは残念であるが、事務職員の方が2名参加されたので、楽しく授業を行うことができた。事務仕事でしか接点がない教員と事務職員が授業という空間を共有し、教員の会議や事務仕事以外の顔、教室という場における教員本来の姿を示すことができたのは非常によかったと感じる。


参加者のコメント(「環境社会学Ⅰ」担当教員:田中滋(12月8日(木)3講時))

  • 教務課員は、授業のサポートに加えて、教員の研究分野を知っておく必要がある。公開授業に参加することは、大変意義のあることだと思った。
  • 授業に出席することにより、受講者数に対応した教室でないことがわかった。教室調整は、慎重に行う必要がある。
猪瀬優里先生 公開授業

猪瀬優里先生のコメント
 本科目では多様な具体的な宗教現象、現代社会と宗教との具体的な多様なかかわり方を紹介し、それをもとに学生に宗教と社会とのかかわりについて考えてもらっている。
「メディアと宗教」と題した本単元は、メディアの発達により宗教情報が広範囲に詳細に伝わるようになったことを前提として、特に影響力の強い「テレビ」と、近年急速に発達・普及を遂げている「インターネット」と宗教とのかかわりについて紹介した。
また、オウム真理教をめぐる報道の在り方(特にサリン事件以前)に関する研究を紹介することを通じて、宗教情報の受け取り方への再考を促した。
毎回学生に提出を義務付けているレポート課題については、「現代日本社会における〈宗教情報〉の在り方」に関する学生本人の意見を書いてもらった。マスメディアが宗教に利用される可能性や宗教がメディアを利用していることに対する驚き、日本人が情報に左右されやすい側面がある、日本人には宗教への偏見があるなどの意見が見られた。
 参加者は少なかったが、参加者の方にもレポート課題に答えてもらえば、次回学生とは異なる視点としてフィードバックができて面白かったかもしれない。