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文学部公開授業及び講評会開催報告

2012年01月12日

公開授業の様子

公開授業終了後に講評会を開催しました

 2011年度公開授業において、文学部の杉岡 孝紀先生の担当する「仏教の思想B」(12月19日(月)2講時)を全学に公開いただき、実施しました。公開終了後には講評会を開催し、授業担当者と参加者の意見交換を行いました。当日は事務職員4名、教員1名の計5名が参加しました。

杉岡 孝紀先生のコメント

 「仏教の思想」は、龍谷大学の建学の精神を具現させることを目的に、各学部に共通して設置された必修科目です。共通のテキストはありませんが、全学共通のシラバスに則って講義を進めています。教員の一方的な講義にならないように質問時間を設け、さらに龍谷ミュージアムやORCの展示を見学するなどの工夫をして講義を行っています。「仏教の思想(B)」では、親鸞聖人の生涯と思想がテーマとなりますが、今回の公開授業では、特に本講義の主要な課題となる「龍谷大学の建学の精神と歴史」について、パワーポイントを使用して行いました。受講生にはパワーポイントの一部をまとめたレジュメを配布し、出席は講義内容の理解度と質問事項を記述することのできる自作のカードを用いてとりました。
 最初に、他大学における建学の精神と理念について話をした後、学生手帳を参照しつつ本学の建学の精神が浄土真宗の精神(親鸞聖人の精神)にあることを確認し、その本質を説明しました。その後、龍谷大学の372年の歴史(歩み)について、クイズ(Q&A)形式で概説をしました。受講生は40人と少人数ということもあり、おおむね興味深く静かに受講していたように思います。
 授業後の講評会では、学生が静かに受講していた点に驚いたというコメントをいただきました。確かに毎回静かではありますが、必ずしもそれがよいとも言えないところがあり、受講生の主体的な学びを促して双方向の授業を模索するという点では、さらなる改善が必要だとも言えます。また、学生の理解度という点では、専門用語についての説明をもう少し加えた方がよかったのではという指摘もいただきました。なお、今回は作成したパワーポイントのスライドの枚数が多すぎたこともあり、授業の後半に十分な質問の時間をとることができなかった点も反省点として残りました。ご指摘いただいた点を参考に、今後一層の改善を進めていきたいと思います。