2011年12月15日
◆テーマ◆経済学部特別講義「大学での学び入門」を通して考える学生との対話法
日 時: 12月21日(水)15:00~
会 場: 深草学舎紫英館2階大会議室
参加対象: 専任教職員・非常勤講師
報 告 者 : 須賀 英道 教授(保健管理センター長)
※ 事前申込不要
概 要:
経済学部では、2011年度経済学部1・2回生を対象に、専攻科目として「大学での学び入門-アイデンティティ確立のために-」(担当:須賀英道教授)を開講している。今回のFD報告会では、講義内容の紹介や問題点を踏まえ、様々な悩みを持つ学生や、アイデンティティを確立できていない学生に対し、教職員としてどのように接していけばよいかを参加者一同で考えたい。
経済学部特別講義「大学での学び入門-アイデンティティ確立のために-」とは
2010年度の経済学部「入門演習」での須賀先生による講義を出発点として、2010年12月に開催された「2010年度龍谷大学FDフォーラム」(主催:大学教育開発センター)における溝上慎一先生(京都大学)の報告を参考に、2011年度に経済学部の1年生を主な対象に専攻科目として開講された科目です。
科目概要:
「選択特別講義 『大学での学び入門-アイデンティティ確立のために-』」※シラバスより抜粋
目標を持たぬまま大学を卒業する学生が増えている。それは、最近の学生の精神構造そのものが大きく変化してきていることにある。幼少時からの物質的に充足された環境とそれとは対照的に人と人とのコミュニケーションの貧困化である。コミュニケーションの貧困化は深刻であり、地域社会でのコミュニケーション問題にとどまらず、家族内にもみられている。家族内コミュニケーションが無いまま様々な欲求は満たされていく。そこではたまに生じた意見の相違から過激的な感情になったり、逆に無関心反応ともなる。こうした状態が幼少期から成人するまで長期に続くと精神的成長にも大きな歪みが生じてくる。それは、アイデンティティの未熟性、すなわち自我意識の不安定性であり、「生きる」といった根本目的を見出せないままの成長である。この講座では、こうしたアイデンティティの未熟性を成長させるためワークショップ形式を取り入れ、自らの再発見によってキャンパスライフの充足を求めるものである。
主 催:経済学部(連絡先:経済学部教務課 小坂 内線1334)
共 催:大学教育開発センター