2011年11月25日
大学教育開発センターでは、教育改善に資する取り組みの一環として、公開授業を実施しています。この度、社会学部において以下の通り公開授業が開催されます。みなさまのご参加をお待ちしております。
■授業科目名 コミュニケーション論Ⅱ
担当者名: 村澤 真保呂
開催日時: 12月1日(木)3講時(13:35~15:05)
場 所: 瀬田学舎3号館201教室
■授業科目名 環境社会学Ⅰ
担当者名: 田中 滋
開催日時: 12月8日(木)3講時(13:35~15:05)
場 所: 瀬田学舎3号館207教室
■授業科目名 宗教社会学Ⅰ
担当者名: 猪瀬 優理
開催日時: 12月12日(月)3講時(13:35~15:05)
場 所: 瀬田学舎2号館101教室
参加申込:社会学部教務課山下(内線7272 naoko-y@ad.ryukoku.ac.jp)へ、開催の前日(月曜に開催の場合は前週の金曜)までに電話またはメールにてお申し込み下さい。
【科目概要】
コミュニケーション論Ⅱ(村澤 真保呂)
コミュニケーションという言葉がもともとは「共有の」を意味するラテン語のcommunisを語源としているように、コミュニケーションについて問うことは、存在の共同性について、言い換えれば社会を構成する基盤を問うことでもある。後期の講義では、とくにコミュニケーションと社会変動の関係に焦点を当て、ミクロな個人間のコミュニケーションがマクロな社会変化とどのように結びついているかを考察する。また共同性のあり方を問題とすることで、グローバル化をはじめとする後期近代における諸問題についても、それらの理解を深めるきっかけとしたい。
環境社会学Ⅰ(田中 滋)
環境問題は、日本の戦後史を振り返っただけでも、多様な形態を取って現われ、人々の環境問題に対する認識もそれに応じて大きく変化してきた。環境問題に限らず何を社会問題と見なすのかは時代によって変化し、ある社会問題のクローズアップの影で他の問題が不可視化されるということが繰り返されてきた。
本講義では、「公害・開発から環境問題へ、そして『環境の商品化』へ」という表現に集約できる戦後日本の「環境問題」の歴史とその社会的意味を読み解く作業をおこない、同時にその作業のためにどのような社会学的パースペクティブが拓かれるべきなのかを考える。
宗教社会学Ⅰ(猪瀬 優理)
宗教に関する具体的な対象・テーマについて学ぶことを通して、宗教社会学の考え方を理解する。特に宗教と社会変動との関係について、焦点を当てて学んでいく。
1 個別の宗教についての具体的な知識を獲得し、自分なりに論じることができる。
2 宗教を社会学の理論と方法を用いてみる見方を身につけ、自分なりに論じることが出来る。
3 具体的事例を通して宗教と社会変動の関係に関する議論を理解し、自分なりに論じることが出来る。
主 催:社会学部FD委員会(担当:社会学部教務課 山下 内線7272)
共 催:大学教育開発センター(担当:教学企画部 野澤 内線1050)