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第1回FD報告会(第1回文学部FD研究会)の開催報告

2011年07月22日

 2011年度第1回「FD報告会」は、6月29日に開催された「2011年度第1回文学部FD研究会」を全学に公開する形で実施されました。当日は、教員22名(アドバイザリーボード1名含む)、事務職員5名の計27名が参加しました。
 文学部では今年度から龍谷GPの取り組みとして「ラーニング・アウトカムを具現する「卒業論文」の質保証」をスタートさせました。今回は、質保証に伴い要求される卒業論文の厳格な評価基準と方法について議論を深め、ルーブリック等の作成の可能性について探ることを目的として各学科・専攻・学部共通コースからそれぞれ卒業論文指導の現状を報告いただきました。
 共通の評価シートの必要性、学生に対して評価の視点や採点の内訳を明示し、明示することで教員間の認識の共有化が図れるのではないか等の意見が出され、それらの意見に対して活発な意見交換がなされました。今回の意見交換の内容を龍谷GPの取り組みに活かしていきたいと思います。


杉岡孝紀 文学部FD活動推進委員会委員長のコメント
近年、多くの学科専攻・コースが評価基準を明示した卒業論文マニュアルを作成し、また論文提出後に実施される口述試問の評価では、合評会などいわゆる判定会議を開催するなど、より客観的な評価方法を導入していることが報告されました。これによって、卒業論文の評価についての情報の共有化が進むとともに、それぞれの学科・専攻で改善すべき点、或いは参考とすべき点も明らかとなったようです。さらに、総括討議の場では学部共通の可視化された評価基準の作成の可能性という点に関して、例えばポートフォリオを用いた段階的達成度という評価測定を実施すべきだという意見と、どこまでも専門領域の独自性に基づいた評価を重視すべきだとする意見が出され、議論がなされました。本研究会は、龍谷GP「ラーニングアウトカムを具現する「卒業論文」の質保証」を進めていく上でも、実に有益な研究会であったと言えます。ただし、報告者が10名という多人数であったこともあり、質疑応答に十分な時間を割くことができなかったこと、また参加者が多くなかったことは反省点として、今後の課題としたいと思います。

野澤信孝(教学企画部)のコメント
 同じ文学部に属していても、各学科・専攻の専門領域は大きく異なることから、統一した評価基準を作ることには様々な課題があると思われるが、評価基準というテーマについて、各学科・専攻が、一堂に会し情報共有、検討がなされたことが非常に有意義であると考える。
異なる学部の取り組みについて、研修会等に参加しても有益でないという意見も耳にするが、事業のフレームワークとしての異なる領域や分野の考え方は、それぞれの教学責任主体で活用できるものであると考える。以上の意味で、文学部の取り組みは学部を横断して教学資産を共有するという、FD報告会の趣旨と合致したものである。