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Learning Support / Educational Development Center

学修支援・教育開発センター

2021年度 指定研究プロジェクト

■研究代表者とメンバー

(1)学生による授業観察制度の導入・普及に関する研究

[研究代表者]
寺川 史朗(法学部)

[共同研究者]
藤田 和弘(理工学部)、只友 景士(政策学部)、築地 達郎(社会学部)、瀧本 眞人(国際学部)、生駒 幸子(短期大学部)、荒木 利雄(教学企画部事務部長)

(2)学舎間連携アクティブラーニング授業の展開に関する試行的研究

[研究代表者]
藤田 和弘(理工学部、学修支援・教育開発センター長)

[共同研究者]
只友 景士(政策学部)、寺川 史朗(法学部)、築地 達郎(社会学部)、瀧本 眞人(国際学部)、生駒 幸子(短期大学部)、荒木 利雄(教学企画部 事務部長)

■テーマ(1):学生による授業観察制度の導入・普及に関する研究

概要:中央教育審議会「2040 年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」(2018年11月)において、学修者本位の教育への転換が掲げられ、学修者の視点に立った教育とそれによって学生自身が主体的に学修に取り組むことが求められている。

本研究では、学修者本位の教育の一環として、学生の意見を授業に反映させる学生による授業観察について調査する。

学生による授業観察は、学生の視点に立った客観的な情報を教員に提供することにより、従来の授業アンケートや教員相互の参観では得られないフィードバックを提供するFD活動である。北米の大学や日本の一部の大学(芝浦工業大学、帝京大学 等)で取り入れられている。

期待される効果として、1.学生視点のフィードバックを活用した教育活動の振り返り 2.学生自身の責任感、主体性の涵養 があり、教員・学生双方に意義がある。特に2.について、授業を観察するにあたり、学生は有益な情報を教員に提供できるよう、FDに関するトレーニングを受ける必要がある。

【トレーニングの例】 シラバスとはどのようなものか。 / 教育の質保証とはどのようなものか。など

上記をふまえて、学生による授業観察を組織的に実施している他大学事例(学生が大学の授業に関連した基本的な知識や現状を理解し、授業観察に必要な基礎的技能を習得するためのトレーニングプログラム)や、広く学生参画のあり方を含めた調査・検討を行う。

■テーマ(2):学舎間連携アクティブラーニング授業の展開に関する試行的研究

概要:令和2(2020)年度は、COVID-19により従来の教室授業がオンライン授業となりました。これにより、日本全体でICT教育が急に進んだと思われます。そこで、2022年度以降、ICTを利用した学舎間連携の授業が期待されると思われます。特に、講義を主会場・副会場で中継するだけでしたら、双方向性の担保の問題はありますが、それほど困難なことではないと思います。しかし、グループワークを行うような授業に関しては、単なる中継だけでは、授業にならないと考えます。

そこで、グループワークを取り入れた学舎間連携授業の試行を行うことを、本研究の目的とします。また、題材を、学部生を対象としたものとして、「情報セキュリティ」とし、龍谷大学が総合大学であることを活かした複数学部の学生と教員による授業展開となるようにと考えます。

また、グループワークとして、情報セキュリティに関するインシデント対応ボードゲームを使ったアクティブラーニングを試行して、学舎間連携が成り立つのかを検討したいと考えます。

この試行により得られた知見を学内で共有することにより、ICTを用いた教育の促進に資すると考えます。