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開催日 | 話題提供者 | 話題 | |
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第7回 | 2006.2.17 | 石塚伸一教授 (法務研究科法務専攻 (法科大学院)) | 法科大学院における刑事法教育─専門職大学院への期待と矛盾 |
第6回 | 2005.11.17 | 松居竜五助教授
(国際文化学部) |
南方熊楠を教えた人々 |
第5回 | 2005.10.27 | 小峯 敦助教授 (経済学部) | 経済学のFD |
第4回 | 2005.10.4 | 神子上 惠群 学長 | 共生をめざす大学の学問論 |
第3回 | 2005.7.12 | ロザーティ サイモン助教授 (経済学部) |
Universities in England and Wales |
第2回 | 2005.7.5 | ウェルホイザー ナディア講師 (経済学部) |
ドイツにおける大学教育の変容過程 |
第1回 | 2005.6.7 | ライト トーマス教授 (経営学部) |
アメリカのリベラル教育をめぐる3つの問題 |
2005-第7回 「法科大学院における刑事法教育─専門職大学院への期待と矛盾」
石塚 伸一 法務研究科法務専攻(法科大学院)教授
深草学舎 紫英館2階 南会議室
2月17日(金)13:15~
司法改革の激流の中で生まれた法科大学院(LS)。80%の合格を約束しながら新司法試験には30%程度しか合格しないという現実。その中で苦悩する学生と教員。でも、希望は捨てない。法科大学院の教育の現実についてお話しします。
2005-第6回 「南方熊楠を教えた人々」
松居竜五(国際文化学部助教授)
瀬田学舎 RECホール地下パーティールーム
11月17日(木)17:00~
南方熊楠(1867-1941)は独学の人であると言われている。たしかに学校制度になじまなかったのは事実であるが、少年期・青年期に目標となる先達と出会っていることは見逃せない。ここでは、和歌山中学の博物学教師であった鳥山啓と、シカゴのアマチュア植物学者ウィリアム・カルキンスを取り上げ、いったい彼らの何が熊楠に影響を与えたのか、そしてその中に見られる教育の本質とは何かについて考えてみたい。
2005-第5回 「経済学のFD」
小峯 敦(経済学部助教授)
深草学舎 紫英館2階 南会議室
10月27日(木)17:30~
FDは「大学関係者の教育指導能力の開発」を意味するようになっているが、ここでは問題をずらし、「学部の発展」という字義通りの意味から考えたい。
経済学の普及を3段階で考える。第1期は1830年代、第2期は1880年代、第3期は1940年代である。主にイギリスの経済学独立運動をそれぞれ考察する。学部の発展運動と教育理念が不可分であったことを確認したい。
2005-第4回 「共生をめざす大学の学問論」
神子上 惠群 学長
深草学舎 紫英館2階 南会議室
10月4日(火)17:30~
「共生」ということの理解と共生と学問・教育との関わりについての私の考え-原理的な考え-を述べさせて頂こうと思っています。
2005-第3回 「Universities in England and Wales」
ロザーティ サイモン 経済学部助教授
深草学舎 紫英館2階 南会議室
7月12日(火)17:30~
This talk will give a brief overview of the English university, including history, student life, and current educational debates and pressures.
2005-第2回 「ドイツにおける大学教育の変容過程」
ウェルホイザー ナディア 経済学部講師
深草学舎 紫英館2階 南会議室
7月5日(火)17:30~
近年まで、学年の制限も教育費も存在しないドイツの大学は「自由の場」そのものと認識されてきた。 すなわち、大学教育はある決まった枠内では自由であり、学生が自己責任によって授業科目(専攻、副専攻、選択科目)を選んで「マイペースで」履修することができた。
ところがその結果として、少数のエリート学生が大学院を出て将来のキャリアのために米国など外国に行ってしまう傾向が強くなってきた一方で、多くの学生があまりの自由に混乱し、選択科目ばかり好きなだけ履修し、大学における在籍期間が伸びて、卒業できそうもない学生が増えてきた。大学に籍を置きながら浪人したりアルバイトをしたりする学生も増えてきている。
ドイツの大きな社会問題の一つである高い失業率に直面して、政府は教育制度に注目し、2003年以降、より有望な卒業生を「作る」ために大学教育を北米を手本として厳しく規範化しつつある。これに対し、大学生の反対運動が発生している。
こうしたドイツにおける大学教育の変容過程を、その教育を供給し、また需要しているドイツ社会に内在する諸問題と関連付けつつ考察することで、大学教育のあるべき姿について議論してみたい。
2005-第1回「アメリカのリベラル教育をめぐる3つの問題」
ライト トーマス 経営学部教授
深草学舎 紫英館2階 南会議室
6月7日(火)17:30~19:00
昨今のアメリカの教育機関(大学、等)の風潮は学生を激しい競争社会に送り出す事が当たり前の事だと思っている。しかし、そういう風に考えると、「教育」は果たして、どうなるのか。いわゆる「リベラル教育」の場が、もうなくなったのか。