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第1回FD報告会(国際文化学部FD研究会)の活動報告

2010年度第1回「FD報告会」として、6月16日に開催された「国際文化学部FD研究会」を全学に公開し、実施しました。当日は、教員14名(アドバイザリーボード1名含む)、事務職員4名の計18名が参加しました。

当日の様子

 国際文化学部教務主任である清水耕介准教授が司会となり、2010年6月7日から6月11日の期間で実施された「国際文化学部公開授業週間」について活発な意見交換がなされるとともに、今後の国際文化学部の公開授業のあり方について議論をおこないました。

 同学部では、昨年度から「教員が互いの授業の進め方についての工夫を学び、参考にする」という観点から公開授業週間を設定しています。実施2年目の今年度第1学期は対象科目を中規模科目(受講生が50名~150名程度)の8科目に絞り、より多くの教員が公開授業に参加することをねらいとして実施しました。

 報告会では、教員のより積極的な参加を促すための時間設定等について意見交換がなされました。

 また、「学生の声を教育改善に取り入れる」必要性や、学生目線からの「よい授業」を積極的に公開し多くの教員に参考にしてもらえるよう、「学生による学期末の授業アンケート」の集計結果を活用した公開授業の対象科目の選定等についても議論を行いました。今後は学部独自の学生アンケートの実施の可能性についても併せて検討していくことになりました。


清水 耕介先生(国際文化学部教務主任)のコメント

 今年度で2回目の開催となった公開授業ですが、まだまだ参加者が少ないことが問題となりました。自分の持ちコマと重なっていたり、授業の内容が専門とずれている等の理由が考えられますが、これらの問題を解消するための方策として、公開授業数の増減、および当該授業の内容についての簡単な説明を前もって公開するなどの方法が必要であろうという結論に達しました。今後も、こうした取り組みを進めていきたいと考えています。

アドバイザリーボード・山邊朗子先生(社会学部教務主任)のコメント

 熱心な議論があり、FDに関する本質的なディスカッションが展開されていました。教員がFD活動を「自分のこと」としてとらえる姿勢が伝わってきました。
FD活動のあり方、研究会のあり方等について、大変参考になり、当学部でも活発なFD活動の展開を目指したいと思いました。
また、公開授業を開催する際に、フィードバックの仕組みの明確化、目的の明文化、手法の共有等があれば、もっと効率的に展開できると考えました。