第6回公開授業開催報告

 2010年度第5回公開授業では、社会学部の渡辺めぐみ先生の担当する「家族社会学Ⅰ」を全学に公開いただき、実施しました。当日は教員1名、事務職員1名の計2名が参加しました。

渡辺 めぐみ(社会学部)のコメント

  本講義は、現代家族の多様性への理解を目標として行ってきている。全体の流れは指定したテキストに沿って行っている。毎回、書き込み式の教材を作成・配布し、パワーポイントでノートするべき重要点を示しながら進めている。また90分の授業のなかでメリハリをつけるとともに、内容の理解が十分に進んでいるかを確認するために、参考映像を放映したり参考資料の配布をしたりして、それに対するコメントを書く時間をとっている。このコメントについては、出席を把握するとともに、毎回の授業の理解度の指標とし、優秀なコメントは次回に紹介することにしている。
今回の授業は、「シティズンシップ」という概念の歴史をふまえて、その有用性と限界について考察することがテーマであった。これまでの講義内容の総括となるテーマであり、難易度が高く、受講生からは、難しかったというコメントもあった。
また、講評会は、3講時の終了後は十分に時間がとれなかったため、公開授業参加教員の研究室を訪問し、個人的に感想を頂いた。

  • 150名の受講者のなかで、後方の最も遠い座席に私語をする学生がいるため、熱心な受講者は、授業に集中するために私語をする学生から遠い席を選んでいる。
  • 授業を開始する時に、今回の第一のテーマを指示すると、どこに焦点をあてて聞くべきかわかりやすいのではないか、など。

上記のようなコメントを頂いた。私語の問題は、注意するのではなく、いろいろな工夫を行って克服していきたい。大規模の講義でも、ひとりひとりの受講者とコミュニケーションをとる工夫を考えていきたい。
また、テキストを指定しているため、教員として甘えが出てしまったように思う。毎回、授業の構成と、ポイント、前回のつながりなどを冒頭で整理してから開始するようにしたい。