第2回公開授業の開催報告

 2010年度第1回公開授業では、短期大学部の玉木興慈先生の担当する「仏教の思想」を全学に公開いただき、実施しました。当日は教員3名、事務職員3名の計6名が参加しました。

玉木興慈(短期大学部)のコメント

 前回講義に映像を用いて親鸞の生涯を学び、受講生に短いコメントを記してもらったので、授業の最初に、そのコメントの幾つかを紹介しながら、前回の復習を行った。と同時に、当日(親鸞の思想)の導入につながるコメントもあり、スムーズに当日の講義内容に進むことができた。
授業は、親鸞の仏教の背景として、特に平安時代の仏教の特徴を学び、それらと対峙する親鸞思想の理解の手がかりとし、次週以降への基礎的な講義を行った。
前回までの生涯に比べ、思想的な講義であり、難しい内容になったが、概ね、熱心に受講していたように思う。
また、1講時目の公開授業の直後ではなく、2講時の講義終了後、昼休みに講評会を開催した。公開授業に参加してくださった教員が全て、講評会の時間の都合がつかず、講評会は教学企画部職員と、授業担当者だけであった。公開授業参加教員からは、授業終了時や、研究室に於いて、個人的に感想などを聞かせていただいた。

  • 100名規模の受講生を座席指定しており、座席により出欠チェックが容易である。
  • 座席指定の影響か、私語をする学生が少ない。
  • 板書が見やすかった。
  • 前回復習や、次回への繋がりが明確で、講義の位置づけがわかりやすい。

 上記の4点ほどの感想を聞かせていただいた。自身の反省・課題として、100名規模の講義であるが、受講生との対話を通じて、講義を行うことが出来れば、更に、受講生の理解・関心も深まるのだろうと思案中である。