2012年 FDフォーラム

2012年12月22日、FDフォーラムを開催し、大学関係者を中心として、全国各地から約100名の参加がありました。
基調講演として金子元久先生(筑波大学大学研究センター教授、高等教育学会長)をお招きし、「大学院教育の課題」と題し、歴史的経緯、他国との比較等をもとに日本の大学院の持つ特徴、大学院生の就職状況、社会人の大学院進学希望状況等詳細なデータをもとに、私立大学の大学院が抱えている課題について講演いただきました。
事例報告では、現在の状況を主体的に切り拓こうとしている各大学院の取り組みとして、石田徹本学政策学研究科長より、地域公共政策士養成の取り組みについて、神戸大学大学院経済学研究科の藤田誠一先生より、本年度より制度をスタートした学部大学院一貫教育について、また、博士課程リーディングプログラムに採択された同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科の取り組みについて内藤正典先生より報告があり、その後、本学国際文化学部の清水耕介先生をコーディネーターとしてシンポジウムを開催し、専門性と人間育成の関係性等、大学院教育が社会的に要請されている人材育成について討論しました。


プログラム

2012年12月22日(土)13:30~17:00

基調講演 「大学院改革の課題」
金子 元久 氏
(筑波大学大学研究センター教授、高等教育学会会長)
事例報告1 「龍谷大学大学院政策学研究科における高度専門職業人養成の取り組み」
石田 徹
(龍谷大学大学院政策学研究科長)
事例報告2 「神戸大学大学院経済学研究科における学部大学院一貫教育の試み」
藤田 誠一 氏
(神戸大学大学院経済学研究科教授)
事例報告3 「同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科の取り組み」
内藤 正典 氏
(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科長)
パネルディスカッション 金子 元久 氏
藤田 誠一 氏
内藤 正典 氏
石田 徹
コーディネーター 清水 耕介
(龍谷大学国際文化学部教授)
総合司会 長谷川 岳史
(龍谷大学大学教育開発センター長)