2013年 FDフォーラム

 2014年2月22日(土)、23日(日)の2日間に渡り、大学コンソーシアム京都と共催のFDフォーラムが開催されました。「社会を生き抜く力を育てるために」を大テーマに据え、2つのシンポジウムと13の分科会には大学関係者を中心として、全国各地から多数の参加がありました。

 大学教育開発センター長である長谷川岳史先生がコーディネーターを務め、政策学部の土山希美枝先生の他、山本繁氏(NPO法人NEWVERY理事長)、山内乾史氏(神戸大学教授)に講演頂きました。
 講演は大学で深刻な課題となっている「学力低下の課題」や「中退者問題」等を踏まえて、これらの現状の共有とそれに対応した実践、課題発生のメカニズム等について大学教員、NPO関係者の立場から発表いただきました。
 土山先生からは、早期に入学が決まった高校生を対象に政策学部が独自に行っている、体験型プログラム「Ryu-SEIGAP TERM」について、実際に学生が作成した新聞等を資料に紹介いただきました。また、中退者問題について講演頂 いた山本氏は、様々なエビデンスを基に、大学独自の教育に注力すべき様々なことを提言として報告いただきました。
 会場は400人ほどが座れる教室がすぐに満席となり、多くの教職員の方に興味関心を持ってご参加いただきました。


プログラム

<1日目>13:00~19:00

13:00~13:15 開会挨拶
13:15~17:10 【シンポジウムⅠ】京都発!地域社会まるごと学習コミュニティ-共に育ち、共に学び合う社会を創る-
【シンポジウムⅡ】未来を切りひらく学生を育てるには
17:30~19:00 情報交換会

<2日目>10:00~15:30

10:00~15:30 ◆分科会◆
【第1分科会】オープンエデュケーションを活かしたFDと教育改善
  【第2分科会】学生同士の支えあいを促進し、コミュニティを元気にする学生支援-学生の居場所としてのピア・サポート-
【第3分科会】大学教育をめぐる環境変化と教養教育
【第4分科会】大学図書館からの学習支援
【第5分科会】教育活動に果たす理想的な環境とは-短期大学での取り組み事例を中心に-
【第6分科会】大学の授業デザイン・授業改造の新しい形-授業の見学者や協力者と創る-
【第7分科会】授業アンケートと教育の個性化
【第8分科会】体験型学習の現状と課題
【第9分科会】授業のパラダイムシフト
【第10分科会】大学におけるライティング指導の諸問題
【第11分科会】異文化理解と多文化交流を深める授業の計画と実践
【第12分科会】産学協働でグローバル人材を育成するには
【第13分科会】発達障害学生の支援‐社会と「ツナグ」‐
◆ポスターセッション◆
大学コンソーシアム京都加盟大学による応募発表
コアタイム:12:00~13:30