2017年度指定研究プロジェクト

研究代表者とメンバー

(1) eポートフォリオの導入および授業展開に関する調査 [研究代表者] 藤田 和弘(理工 学部、学修支援・教育開発センター長)
[共同研究者] 長谷川 岳史(経営学部)、瀧本 眞人(国際学部)、築地 達郎(社会学部)、
(2) 学修成果の可視化に向けた総合的な方策に関する調査研究 [研究代表者] 築地 達郎(社会学部)
[共同研究者] 藤田 和弘(理工学部、学修支援・教育開発センター長)、長谷川 岳史(経営学部)、瀧本 眞人(国際学部)、

学修支援・教育開発センターが求めるもの

テーマ(1):eポートフォリオの導入および授業展開に関する調査

概要:大学での学習を支援するICT環境として、Learning Management System(LMS)およびe-Portfolio systemの役割はますます重要となっている。龍谷大学では、2015年度より、LMSとしてmanaba courseを導入し、レポート課題の提示および提出、小テストの実施および回答などが行えるようになっている。また、授業アンケートも、2016年度より従来の紙ベースからmanaba courseを利用したWebベースに移行している。

 次の段階として、e-Portfolio systemの導入を行い、学習支援環境の充実を図る必要がある。e-Portfolio systemには、以下の活用方法があるとされている["大学力を高めるeポートフォリオ"、東京電機大学出版局(2012)]                                                                                1)アセスメント・ポートフォリオ                                                              2)プレゼンテーション・ポートフォリオ                                                           3)ラーニング・ポートフォリオ                                                                 4)自己成長・ポートフォリオ                                                                  5)共有・ポートフォリオ                                                                     6)ワーキング・ポートフォリオ

 そこで、龍谷大学での学生の学習形態を考慮し、e-Portfolio systemの活用方法を考慮したうえで、どのような機能をもったe-Portfolio systemを導入すべきかについて検討を行う。

テーマ(2):学修成果の可視化に向けた総合的な方策に関する調査研究

概要:学生の学力や学びの動機の多様化が急速に進み、他方で大学教育成果の保証を求める社会的要求が高まる中、本学においても学生の学びにおける学修成果の可視化を通じて、学生の主体的な学びをより高い次元で実現する必要性が高まっている。

 そのためには、学修成果を把握するための手がかりとなる学習・教育到達目標を教育の各段階において的確に設定して、学生・教員が共有することが重要であり、それを可能とするような教学マネジメントの構築が必要となる。

 そこで本研究では、本学および他大学において学生の学習・教育到達目標がどのように設定され、どのように教学に活かされているかという実態を総合的に調査することとする。それによって、今後の学修成果の適切な把握と評価のみならず、教育課程及びその内容、方法の伸長・改善への組織的な活用に重点が置かれている本学の自己点検・評価活動にも有益な提言や情報提供を行うこととしたい。

学修支援・教育開発センター
(内線 1050・1052)
075-645-2163(TEL)
075-645-2190(FAX)